冬の食卓に欠かせないほうれん草は、その栄養豊富で使い勝手の良さから、多くの家庭で重宝されています。
特に冬には手頃な価格で手に入るため、節約志向の方にも人気です。
週末の買いだめや事前の下ごしらえは、平日の忙しい日々に大きな助けとなります。
ほうれん草は、多くの料理に使える万能野菜で、特に茹でて使うのが一般的です。まとめて茹でておくと、さらに便利です。
しかし、茹でたほうれん草の保存期間については疑問が残ります。一般的に、茹でた状態での冷蔵保存は、生の状態で保存するよりも鮮度が維持されにくいと言われています。
この記事では、茹でたほうれん草の保存期間と、冷蔵庫での最適な保存方法をご紹介します。これにより、茹でたほうれん草を最大限活用できます。
茹でたほうれん草の保鮮期間
茹でたほうれん草は、冷蔵庫で2～3日間、冷凍庫では最長で1ヶ月程度保存可能です。生の状態では約3日間もつので、茹でた状態の保存期間と大きな違いはありません。
冷凍保存は冷蔵よりも長持ちしますが、水分をしっかり絞ることが肝心です。茹でた後は、小分けにして冷蔵または冷凍保存すると、次に使用する際に便利です。
適当な大きさに切り、ラップや保存袋で保管すると良いでしょう。お弁当用のカップを使うと、必要な分量を手軽に取り出せます。
茹でた後にペースト状にして保存する方法もおすすめです。これをスープに加えたり、離乳食として活用したりすると、手軽に利用できて便利です。
ちなみに、ほうれん草を茹でる際は、塩ではなく砂糖を使うと良いでしょう。この方法で、ほうれん草の苦味を抑え、色鮮やかに保つことができます。
また、塩を使うよりも、よりみずみずしい食感を楽しむことができます。
ほうれん草を茹でる際には、根元を切らずに束のまま茹でるのがコツです。細かく切って茹でると、栄養素が流出しやすいため、茹でた後に水気を切ってから切ることをお勧めします。
冷蔵保存による茹でほうれん草の鮮度維持法
茹でたほうれん草を冷蔵庫で長持ちさせるためのポイントをご案内します。
①ほうれん草を適度に茹でる
まず、ほうれん草はあまり柔らかくなりすぎないように茹でることが大切です。柔らかく茹で過ぎると、多くの水分を含んでしまい、その結果、べちゃっとしてしまいます。
この水分は腐敗の原因となるため、食感がしっかりしている状態まで茹でるのが適しています。一般的に、茹で時間は1～2分程度が理想的です。
②水分を十分に除去する
次に、茹でたほうれん草の水分が腐敗を促進するため、冷水でさっと冷やした後、しっかりと水気を切ることが重要です。
力を入れすぎてほうれん草を潰さないように、優しく絞ることがポイントです。キッチンペーパーを使用して表面の水分を取り除くと、より効果的に水分を除去できます。
まとめ
茹でほうれん草を冷蔵庫で保存する際は、適切に茹で上げて水分をきちんと切ることが肝心です。
休日に大量に茹でておけば、平日の調理時間を短縮できますが、冷蔵保存の持続期間は長くはありません。そのため、食べる直前に茹でるか、冷凍保存することをおすすめします。
私の家では、茹でたほうれん草を冷蔵ではなく、主に冷凍して保存しています。冷凍すると料理時の水っぽさが減ると感じます。
余った茹でほうれん草があれば、上記の方法で冷蔵保存してみてください。翌日の料理、例えば味噌汁などに活用するのに便利です。
冷蔵保存の方法を上手く使って、新鮮なほうれん草を楽しみましょう。