テレビが勝手に入ったり切れたりする現象には、いくつかの原因が考えられます。
これは、テレビのエネルギー節約機能の設定ミスや、機器の故障、または外付け機器との信号の不一致が原因かもしれません。
まず、テレビの自動で電源が切れる設定や、人を感知して反応する機能、あるいはタイマー録画の予約設定などが、うまく作動しているか確認しましょう。
それから、テレビを完全にシャットダウンし、リモコンの電池を抜いてシステムの再起動を試みてください。
加えて、Fire TV Stickのような外部デバイスのリモコンのバッテリーも外し、接続を一度リセットしてみると良いでしょう。
ケーブルの接続に問題がないことを確認したら、最後に内部部品の故障が考えられますので、チェックが必要です。
TVが勝手についたり消えたりする原因は何？
テレビ本体の不具合
テレビが突然勝手にオン・オフする事態には、さまざまな原因が考えられます。
一番最初に疑うべきは、テレビ本体の不具合です。これはコンピューターが不調を起こす現象と似ています。
リモコンの不具合
リモコンの不具合も、テレビが正常に動作しない理由の一つです。
リモコンからテレビへと誤った信号が送られることによって生じます。
特に、電池の残量が少なくなっていたり、ホコリがボタンの間に溜まっていたりすると、この現象が発生しやすくなります。
録画設定の影響
特定の録画設定がされていると、予定された録画開始時間に合わせて自動的にテレビが点灯することもあります。
ケーブル接続の問題
ケーブル接続にも問題が起こりうることがあります。
テレビと接続ケーブル間で適切な接触がなされていない場合、接触不良が発生し、結果としてテレビがオン・オフする可能性があります。
もともとはしっかりと接続されていたケーブルが、何かの影響で緩んでしまったり抜けやすくなっていたりすることもよくあります。
バックライトや回路基板の経年劣化
テレビのバックライトや回路基板の経年劣化も、不具合の一因です。
バックライトの寿命が尽きると、映像が正しく表示されなくなったり、画面が異常になったりすることがあります。
それと同様に、回路基板が古くなるとテレビの動作も不安定になります。
省エネモードの設定
省エネモードの設定が原因である場合も多いです。
多くのテレビは出荷時点で省エネモードに設定されており、ある一定時間操作されなかったり、部屋の中に人の移動が感知されなかったりすると、電源が自動的に切れるようになっています。
テレビがついたり消えたりする時の対処法は？
テレビの動作不良を修正する手順
テレビのトラブルを直すには、次の手順を試してください。
初めにテレビの電源を切り、少し待って（約1～2分後）再び電源を入れてみましょう。これで問題が解決するかもしれません。
電源を切るときは、リモコンではなく、テレビ本体のスイッチを使ってください。
テレビがついている状態で、本体の電源ボタンを5秒以上長押しすることで、テレビをリセットすることができます。
電源が切れたら、しばらく放置してから再び電源を入れてみてください。
リモコンの不具合を解消する手法
リモコンがうまく機能しない場合は、まずは電池を外して入れ直してみましょう。
電池がほとんど使い切れているのであれば、新しいものに交換するのがベストです。
他にもテレビの電源を操作できるリモコンが家にないか確認しましょう。
たとえば、DVDレコーダーやAmazon Fire TV Stickなどがあります。
これらのリモコンが原因でテレビに問題が起きていることもあります。
部屋の中にあるリモコンを一つずつ試してみるのも解決策の一つです。
テレビ操作用のリモコンに問題がないか確認するには、すべてのリモコンの電池を取り外してみるといいでしょう。
レコーダーの録音問題を修正する方法
レコーダーの録画設定に問題が生じたら、テレビ連動機能をオフにしてみましょう。
配線の問題を解決する方法
配線の問題がある場合は、全てのケーブルを抜いてから、しっかりと接続し直します。
感電しないように、この作業をする前にテレビの電源は確実にオフにしてください。
また、配線の周りやテレビ裏のホコリも故障や感電の原因となるため、こまめに掃除をしましょう。
省エネモードなど特別な設定を解除する方法
省エネモードやその他の特別な設定が原因で問題が起こることが多々あります。
そういったモードがテレビに設定されていれば、それを解除してみてください。
省エネモード以外にも、節電モードや人感センサー、自動オンオフタイマーの設定があるかもしれません。
新しく購入されたテレビの場合は、これらの機能が事前に設定されていることがありますので、設定を一度見直してみることをお勧めします。
突然テレビが消える時は電源ボタンが何回点滅するかで判断？
テレビの電源ボタンが異なる色で点滅することにより、様々な技術的問題を示唆しています。
具体的には、赤色の点滅が発生する場合、これはテレビに何らかの不具合が発生していることを意味します。
赤いライトが一定の回数を点滅すると、それは特定の種類の故障を示している可能性があります。
たとえば、パナソニック製のブランドを例に挙げて説明します。
赤いインジケーターが1回点滅する場合、これはLEDバックライトまたは液晶パネルに問題がある可能性があり、多くの場合、主電源を切って再度オンにすることで修正できます。
これで問題が解決しない場合、より深刻な映像関連の故障が起きているかもしれません。
その場合、内部部品の取り替えが必要になることがあります。
赤色のランプが4回点滅すると、電源に関連する問題を示唆しており、通常は電子部品の交換が必要です。
7回点滅したら、これは通常、電源ユニットや主要基板に起こった故障を意味し、交換作業が必要になることがしばしばです。
10回点滅すると、これはチューナーに何らかの問題があるということです。
ここでも初期の対処法として電源スイッチをオフにして、再びオンにするのが良いでしょう。
この方法で改善しなければ、部品の交換が求められます。
また、赤い光が11回点滅する場合、内部の冷却ファンに異常が生じていると考えられます。
加熱により他の部分にも不具合が生じるリスクがあります。
ファンが停止している場合は、他の部品を保護するために意図的にテレビの電源が切られることがあります。
この状況では、内部清掃もしくはファンの交換が必要となるケースが多いです。
赤く14回点滅する場合は、起動時の電源に問題があることを示唆し、多くの場合、電子部品の取り替えが要求されます。
点滅が断続せずに継続する場合は、電源や主要基板に重大な問題がある可能性が高いです。
こうした状況下での第一歩は、主電源を切り、プラグをコンセントから抜いて約10分間放置し、その後すべてを再接続して再試行することです。
それでも問題が解決しない場合は、専門の修理を要します。
ですので、電源ボタンが点滅している場合は、それが何を意味しているのかを把握するために、所有するテレビのメーカーのトラブルシューティングガイドを確認することがおすすめです。
テレビの経年劣化や寿命
液晶テレビの一般的な耐用年数は7年から10年とされていますが、その寿命は使用する時間や使い方によって前後することがあります。
ただ長く使用していると言っても、それが故障の直接的な理由になるとは限らないので気をつけましょう。
例えば、テレビが頻繁にオンオフする場合は、節電設定やリモコンの操作ミスなど他の原因が考えられるのです。
画質の低下やパフォーマンスの衰退が始まると、画面が見えにくくなったり、線が入ったり、音が途切れたりするなどの徴候が見られることもあります。
特に、画面の明るさがもとの50％を下回ったら、新しいテレビへの買い替えを考える時期かもしれませんね。
テレビを長く使い続けるためには、定期的な清掃や電源の管理を忘れずに、大切に扱うことが肝心です。
落雷などの影響は考えられるのか？
雷が原因で起こる電圧の急激な上昇は、電化製品へのダメージや感電リスクをもたらすことがありますが、落雷が直接家に落ちなくても、近くでの落雷が原因で生じる電圧変化が電化製品に悪影響を及ぼすケースがあります。
特に、テレビなどのデバイスは、このような状況により内部機能が故障することが考えられます。
このような危険を避けるために、サージプロテクタという特殊な装置が利用されます。
これは、雷由来の高電圧からテレビを守る役目を担います。
この装置を備えたテレビでは、雷が鳴っている時に、保護のために突如として電源が落ちたり、再起動することがあります。
悪天候が原因でテレビが勝手についたり消えたりする現象は、神秘的なものではなく、実は機器保護のためのしくみが働いているからです。
その仕組みを理解しておけば、天候が悪い時にテレビの動作がおかしくなっても、無用な心配をすることなく安心できます。
まとめ
テレビの電源が勝手に入ったり切れたりする現象に頭を悩ませること。
このような状況が起きる最も一般的な理由は、エネルギーを節約するための設定、すなわち省エネモードが関係していることが多いです。
しかし、それ以外にも、テレビ本体の不具合、リモコンの誤操作、あるいは配線の不良による接触問題といった様々な要因が挙げられます。
このような問題に直面したときは、どう対処すればいいのでしょう？
まずは最も手軽な方法から試してみることが肝心です。
省エネ設定を確認する、リモコンの電池を取り出してみる、といったステップを踏んで、問題解決の糸口を探りましょう。