銀杏を美味しくいただく一番手軽な方法は、フライパンで焼くことですよね。でも、初めての方にとっては、「殻を割ってから焼いた方がいいのかな?」と迷うこともあるでしょう。
実は、ぎんなんの殻を割らずにフライパンで焼いても大丈夫なんです。ラッキーなことに、殻がパチンと弾けて、中身が熱々のまま食べられることもあります。
ただし、中には殻が弾けずに中身が乾いてしまうケースや、予想外に殻が飛び散ることも。そんな時は、ちょっとした工夫が必要です。
安全かつ手軽にギンナンを楽しむためには、加熱前に殻に細かなヒビを入れておくのがおすすめ。この記事では、そんな小技や、殻が開かなかったギンナンの扱い方についても解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
フライパンで銀杏を焼く際のポイント
先ほど述べたように、フライパンでギンナンを焼くのは基本的に問題ありません。ただ、稀に殻が開かない硬いギンナンや、思いがけず激しく弾けるギンナンが出ることも。そんな時はどうすればいいのでしょう?
火加減をしっかりと調整し、焼く際はフライパンの蓋をすることで、弾けるリスクを減らすことができます。そして、もし殻が開かないぎんなんがあれば、一旦フライパンから取り出して別の方法で対処するのが良いでしょう。
もしもこのプロセスが面倒に感じたら、加熱前に殻に少しヒビを入れておくことを試してみてください。特に多くのギンナンを扱う場合は、この一手間でトラブルを避けることができます。
IHクッキングヒーターでのぎんなん加熱は可能?
IHクッキングヒーターを使っている家庭も増えていますが、ギンナンはIHで焼けるのでしょうか?
答えは「はい」です。IHでも十分な火力を得られるので、IH対応のフライパンを使えば問題なくギンナンを楽しむことができます。
ガスコンロがなくても、IHを使って気軽に銀杏を焼いてみてください。
フライパンで開かない銀杏の扱い方
フライパンで加熱したものの、ギンナンが開かない時にどう対処すればいいのか、具体的な方法を紹介します。
加熱後のギンナンがなかなか割れない時は、まずは火から下ろして冷ましましょう。その後、硬い物で軽く叩くことで開けることが多いです。
叩く際には、ギンナンをしっかりと硬い面、例えばコンクリートなどの上で行うことが重要です。ギンナンの殻は非常に堅固で、柔らかい面では傷をつけてしまう恐れがあります。
また、叩く方向にも注意が必要です。尖っている部分を上にして、殻の接合部に力を加えると、効率よく割れます。無闇に力を入れて横から叩くと、中身を損傷する可能性があるため、注意が必要です。
作業中は、自分の安全も考慮して、決して手を叩かないようにしましょう。
もし手元に金槌がない場合でも、他の道具を使った方法があります。
キッチン用品を使った方法
キッチンバサミには、多くの場合、栓抜き機能がついていて、その部分を使ってギンナンを挟んで少しずつ力を加えると、継ぎ目が割れやすくなります。
力加えすぎは中身の損傷につながるので、慎重に。
ペンチを活用
キッチンバサミと同様に、ペンチも使えます。ペンチを使う場合は、中央部分でギンナンを挟んで割りましょう。
ただし、衛生面に注意して、使用前にはペンチを消毒してください。
他の重たい物を利用
キッチンにある麺棒やワインボトル、一升瓶などの重い物も、ギンナンを割るのに役立ちます。
これらを使う場合は、ギンナンをビニール袋に入れて、一度に叩くと効率的ですが、道具を破損しないように注意してください。
銀杏愛好家には専用の割り器がお勧め!
家庭用の道具で銀杏を割ることも可能ですが、たくさんあると手首や腕に負担がかかることも。そんな時、銀杏専用の割り器があると、作業がずいぶん楽になりますよ。
普通のキッチンツールでは手こずる大きな銀杏も、専用割り器なら簡単に割れます。銀杏をしっかりホールドできる筒型の設計で、加熱済みの銀杏もスムーズに割れます。使い終わった後はバネの力で自動的に開くので、次々と作業を進められます。
このような便利機能が大量の銀杏を処理する際にとても役立ちます。気軽に試してみたい方は、100円ショップなどで見つけることもできますが、季節によっては品切れになることもあるので、時期を逃さないようにしましょう。
銀杏を楽しむさまざまな調理法
フライパンでの調理だけでなく、銀杏を楽しむには他にも方法があります。
・電子レンジを使った調理
・オーブントースターでの焼き方
これらの方法について詳しく見ていきましょう。
電子レンジを活用
一番手軽なのは電子レンジを使う方法です。銀杏を厚手の紙袋に入れ、口をしっかりと折りたたんで封をします。500Wで2分程度加熱すると、銀杏の殻が開きます。
この時、熱くなっているので取り扱いには注意してください。
オーブントースターで焼く
オーブントースターを使う方法も簡単です。銀杏に軽く切れ目を入れて、オーブントースターで10分ほど焼きます。適度に焼けたら、香ばしくて美味しい銀杏の出来上がりです。
電子レンジとオーブントースターのどちらも便利ですが、オーブントースターの方が銀杏がふっくらとして美味しくなる傾向があります。電子レンジの場合は、加熱しすぎると水分が失われやすいので、加減に注意しましょう。
まとめ
ここまでフライパンで銀杏を割らずに調理する事は可能か?
加えて、フライパン以外にも銀杏を楽しむ多様な方法をご紹介しました。専用の割り器を使ったり、電子レンジやオーブントースターで加熱することで、手軽に美味しい銀杏を楽しむことができます。
銀杏を大量に扱う時や、もっと手軽に銀杏を味わいたい時には、これらの方法をぜひ試してみてください。銀杏の季節をフルに楽しみましょう。